よくある質問
機械や車両の可動部品の間にグリースの膜を注入することです。グリースの膜は、ピンやブッシング、ベアリング、ステアリングナックルのような可動部品間の金属の接触を防ぎます。また泥、水、塵の潤滑ポイントからの進入をくい止め、腐食を防ぎます。潤滑が不適切であれば摩耗や損傷の原因となり、機械や車両が故障してコストがかかります。
グリースとはゲル化したオイルで、常にオイルと増粘剤という 2 種類の成分でできています。オイルが実際の潤滑剤で、増粘剤はオイルをその場所に留める働きをします。
使用できるグリースの種類は 2 つの要素で決まります。増粘剤とオイルの比と、使用する増粘剤の種類です。NLGI 区分はオイル-増粘剤比の仕様として、世界的に認められている基準です。NLGI-0 グリースは輸送用途によく使用されます。一方 NLGI-2 グリースは土木建築設備の標準です。増粘剤の種類は用途に応じて決まります。
グリースの注入には 3 種類の方法があります。1) 手作業で行う、2) 自動的に行う、3) 集中的に行う。
自動潤滑では、潤滑システムのタンクからグリースを潤滑ポイントまでポンプで供給します。潤滑ポイントあたりのグリースの量と間隔は、どちらも事前に設定できます。
潤滑箇所の集約システムを使用する場合、ラインを使ってすべての個別の潤滑ポイントを一箇所のアクセスしやすいポイントに再配置します。それからグリースガンを使って、そのポイントからすべての様々な潤滑ポイントにグリースを送り込みます。
1. プログレッシブシステム。全潤滑ポイントが、事前に設定した量のグリースで継続的に潤滑されます。
2. パラレルシステム。全潤滑ポイントに、事前に設定した量のグリースが同時に注入されます。
ポンプ、コントローラー (例えばタイマー)、グリースのタンク、分配ブロック、潤滑ポイントへのラインです。
ポンプ、コントローラー (例えばタイマー)、グリースのタンク、分配器ブロック、分配器、ポンプから分配器ブロックへのライン、潤滑ポイントへのラインです。
可動部品同士がグリースの膜によってお互いに隔てられる必要がある、すべての状況です。Groeneveld-BEKA 潤滑システムはホールローダー、掘削機、トラック、トレーラー、バス、港湾設備、鉱業用機械、林業設備、農業設備に非常によく使用されています。